【美容師監修】女性の薄毛に効果的な大豆イソフラボンの摂り方は何?

「女性の薄毛に大豆イソフラボンが良い」とはよく聞きますが、薄毛ケアに効果的ではない・・・・摂り方があることをご存知でしょうか。

大豆イソフラボンは薄毛だけではなく、お肌をつやつやにしたりリラックス効果があったりと、積極的に摂り入れたい栄養素です。
せっかく食べるのであれば、その恩恵を余すことなく受けたいですね!

女性の薄毛ケアに効果的な大豆イソフラボンの摂り方をご紹介いたします。

監修いただいた美容師

美容師・中橋祐也(フリー)

日本国内で2店舗、海外で1店舗を経てフリーの美容師として独立。

お客様と自分自身が、❝ありのままの自然体でいられる空間作り❞をモットーとしている。

女性の薄毛に大豆イソフラボンが良いと言われる本当の理由

大豆イソフラボンが女性の薄毛対策に良いことは、この記事をお読みの方ならすでにご存知かもしれません。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをもち、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制したり、頭皮環境を正常にしたりすると言われています。

ただ、大豆イソフラボン自体が女性ホルモンと似た働きをしているわけではありません。
薄毛ケアに良い働きをしているのは、大豆イソフラボンから生成される「エクオール」という成分です。

エクオールが女性ホルモンと同様の働きをしてくれることが、女性の薄毛に大豆イソフラボンが良いと言われる理由です。

女性の薄毛ケアに効果的な大豆イソフラボンの摂取方法

知っているのとしないのとでは大違い!
女性の薄毛ケアに効果的な大豆イソフラボンの摂取方法をご紹介いたします。

効果的な大豆イソフラボンの摂取方法①大豆製品を毎日摂る

女性の薄毛ケアのためには、大豆イソフラボンを毎日摂るようにしましょう。

というのも、4割の日本人が体内でエクオールを生成できないと言われているからです。

エクオールは、人間の腸内細菌によって作られています。
そのため、腸内にエクオール産生菌がいなかったり、いても活動していなかったりした場合、大豆イソフラボンを摂取してもエクオールは生成されません。

しかし、大豆イソフラボンからエクオールを作れるかどうかは、大豆を食べる頻度で大きく変わることも判明しています。

大豆をあまり食べない人がエクオールを生成できる割合は約25%なのに対し、日常的に大豆を食べている人がエクオールを生成できる割合は約50%だそうです!

現在エクオールを生成できなかったとしても、大豆を食べ続けることで生成できるようになる可能性もあります。
もともと大豆にはタンパク質・ビタミン・ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれているので、日々の食事に取り入れたい食材です。

効果的な大豆イソフラボンの摂取方法②発酵大豆製品を選ぶ

大豆イソフラボンを女性の薄毛ケアに取り入れる場合、特におすすめなのが納豆やお味噌などの発酵大豆製品です。

大豆イソフラボンには「グリコシド型イソフラボン」と「アグリコン型イソフラボン」があり、ゆでただけの大豆は「グリコシド型イソフラボン」を有しています。

大豆を発酵させ「グリコシド型イソフラボン」が「アグリコン型イソフラボン」に変換されることで、体内への吸収率がアップします。

すなわち、同じ量の大豆製品を食べるとしたら「アグリコン型イソフラボン」を有する発酵大豆製品の方がイソフラボンをより多く吸収できることになります。

毎日少量ずつ、発酵大豆製品を食事に取り入れてみてください。

効果的な大豆イソフラボンの摂取方法③他の栄養素もバランスよく摂る

特に女性の薄毛ケアにおいては、大豆イソフラボンに加えビタミン、ミネラルなど他の栄養素もバランスよく摂ることをおすすめします。

ビタミン、ミネラルには他の栄養素の働きを増大させるものもあり、大豆イソフラボンの働きをより実感することができるようになるでしょう。

人間の身体の細胞が生まれ変わるのには3ヶ月かかると言われているため、まずは大豆イソフラボンを取り入れたバランスの良い食生活を3ヶ月続けてみてください。

女性の薄毛におすすめの発酵大豆製品

女性の薄毛ケアにおすすめの発酵大豆製品をご紹介いたします。
身近にある食品もあるので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

女性の薄毛ケアにおすすめの大豆製品①納豆

発酵大豆製品の代表とも言える納豆は、女性の薄毛対策に最適な食材です。
大豆イソフラボンの他、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含みます。

さらに、あのネバネバを作り出している納豆菌の力によって、栄養素の含有量はゆでた大豆の何十倍もの多さです。
血液をサラサラにしてくれるナットウキナーゼ、アンチエイジグが期待できるポリアミン、骨形成に関わるビタミンK₂などは、納豆菌によって作り出された天然の栄養素です。

薄毛ケアにおすすめの食べ方は、キムチや卵と一緒に食べること。

キムチの唐辛子に含まれるカプサイシンは血行が促進させ、納豆の栄養素が頭皮に行き渡りやすくなります。

卵は毛根や毛髪の育成を促す「ビオチン」が豊富で、さらに納豆では足りないビタミンAも含んでいます。
納豆と卵を一緒に摂取することで、薄毛予防や頭皮の環境改善が期待できます。
ただ、卵白のタンパク質はビオチンの吸収を阻害してしまうため、納豆に卵を混ぜる場合は卵黄だけにするか、ゆで卵や目玉焼きで食べることをおすすめします。

女性の薄毛ケアにおすすめの大豆製品②味噌

日本人になじみの深い味噌も、女性の薄毛ケアにおすすめの発酵大豆製品です。

味噌自体の栄養素も豊富ですが、お味噌汁や味噌炒めなどいろんな野菜と合わせて調理できて、様々な栄養素をバランスよく摂取できるのも魅力です。
キムチ鍋にすればカプサイシンも一緒に摂れて一石二鳥!

味噌の栄養素は50度以上加熱すると壊れてしまうため、火を止めて少し温度を下げてから加えましょう。

女性の薄毛ケアに良い大豆製品③テンペ

あまり見慣れない「テンペ」も、大豆にテンペ菌をつけて発酵させた食品です。

インドネシアの伝統的な発酵食品ですが、現地では宗教上のルールで肉を食べない人が多く、その代わりに栄養豊富なテンペを食べることが多いそうです。

納豆に近いと言われますが、納豆のように匂いや味は強くなく料理にも取り入れやすいことから、日本ではベジ・ヴィーガンの対応店で見かけるようになりました。

ご家庭では、刻んで炒め物や煮物に使われることが多いです。
納豆が苦手だけど薄毛を改善したい方は、ぜひ一度お試しいただきたい大豆発酵食品です。

女性の薄毛ケアに良い大豆製品④豆乳ヨーグルト

一部のスーパーで見かける「豆乳ヨーグルト」も、女性の薄毛対策におすすめの大豆発酵食品です。

乳アレルギーの方が食べられるヨーグルトとして、豆乳を植物性由来の乳酸菌で発酵させて作られています。

乳製品のヨーグルトよりも低カロリーで鉄分豊富。
大豆製品なので、もちろん大豆イソフラボンや各種栄養素も含まれています。

メープルシロップやフルーツを添えて、薄毛対策中のおやつとして取り入れたい食品です。

まとめ:女性の薄毛に効果的な大豆イソフラボンの摂り方

女性の薄毛ケアに効果的な大豆イソフラボンの摂り方をご紹介いたしました。

大豆イソフラボンを摂るときは大豆発酵食品から。
余裕があればカプサイシンを有する食材や、卵と一緒に食べましょう。

ぜひ日常生活に取り入れてみてください。

ライター

さとえり(お菓子教室トイガルテン運営)

アレルギー対応と低糖質のお菓子教室トイガルテンを運営しつつ、目黒区のIT会社でライター兼採用担当として勤務。適当に作ってもおいしくできるグルテンフリーレシピを考えるのが趣味。
HP:トイガルテンのグルテンフリースイーツレシピ

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